2009年04月21日

スズメが近い

suzume.jpg
スズメは桜の花びらをよく食べる。葉桜となってしまい地面に残った花びらをついばんでいた。
木漏れ日の桜の木の下で千鳥ヶ淵公園にて。

【説話】昔々、燕と雀は姉妹であった。あるとき親の死に目に際して、雀はなりふり構わず駆けつけたので間に合った。しかし燕は紅をさしたりして着飾っていたので親の死に目に間に合わなかった。以来、神様は親孝行の雀には五穀を食べて暮らせるようにしたが、燕には虫しか食べられないようにした。−『雀孝行』
 しかし皮肉なことに、スズメは農民に追われる羽目になり、一方のツバメは国から厚い保護を受けることになった。感慨深い話ではある。
 ここ2〜3年、気になっていることがある。気のせいかスズメが近い。足下近くまで寄ってくるものもいる。前にイギリスのTV番組で、公園のスズメが人の手から餌をついばんでいるのを見たことがある、日本のハトのように。日本のスズメとはずいぶん違うものだなと思った。稲作の日本では、長い間害鳥として扱われてきたのだから無理もない。 日本では今でも、限定的に農家での駆除が認められ、また狩猟対象鳥類の一つだそうだ。ただ、雑食性のスズメは雑草の種子や虫を食べるため、駆逐しすぎると逆に害虫の被害が増えるとのこと。−餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられる(毎日新聞09年2月3日)−とあるので、そんなに減っているのかと心配にもなる。
 小さい頃にパチンコの標的にしたり、怪我をしたスズメを助けるつもりで一晩で死なせてしまったり、大人になってからは居酒屋でスズメの焼き鳥で一杯と、ろくな目に遭わせていないのである。近くに寄ってくるスズメを見ながら、心の中で申し訳ないことをしたなぁと思う。
posted by ヤマガタ・シュンイチ at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 春夏秋冬
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